天理教紀北分教会
和歌山県橋本市御幸辻306-1
0736-32-0809

1月1日   元旦祭  13時開式
1月13日 大祭   12時開式
10月13日  大祭  12時開式
毎月13日  月次祭 12時開式 

言の葉(コトノハ)

 毎年、児童虐待件数が増加している。平成27年では始めて10万件を超し、令和2年は始めて20万件を超しました。虐待と呼ばれる中には、身体的虐待、ネグレクト、性的虐待、心理的虐待などが代表されますが、虐待の半数以上が心理的虐待です。
 心理的虐待とは「見えない虐待」と呼ばれ、脅す、嫌味を言う、罵倒するといった言葉の暴力をはじめ、無視する、兄弟間で差別をするといった精神的にダメージを与える行為だと聞きます。
大人の間違った行いによって、子供達の心に大きな傷が付き、苦しみ悩み、想像も出来ないくらい辛いトラウマになってしまします。
 教祖は、「やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。」と教えて頂きます。
又、「むごい心をうちわすれ やさしきこゝろになりてこい」(五下り、六ツ)とも教えて頂きます。
 私たちの言葉一つで人を救う事もでき、また逆に犯罪になってしまう事もあります。この言葉の大切さを改めたて感じさせて頂きます。
 「一れつのこどもハかわいばかりなり とこにへたてわさらになけれど」(十五、69)           
 神様の目から見れば、どこまでも一列兄弟であります。
 だんだん寒さが辛い季節になってきます。
 私たちは、夏の暑さには〝暑い〟と不足をし、冬の寒さには〝寒い〟と不足をする。けれども暑い日も寒い日も神様がくれた〝いい日〟なのです。喜べる日も、喜べない日も常に〝神様はいい日〟を下さっています。どう感じるかは私たちの心次第、受け取り方次第なのです。その受け取り方によって、いい日にもなれば悪い日にもなる。しかし、毎日が〝いい日〟と感じる事ができたならどれだけすばらしい毎日だろうか。常に〝晴天の心〟で常に〝いい日〟を送りたいものです。そうすればきっと何かが変わる気がします。
 先日、ある先生の講話で「傾聴」と「不登校」についてお話を聞かせて頂きました。心理学的にも「聴く」ということが大切であると改めて教えて頂きました。コロナ禍にあって不安や悩みを抱えておられる方が大勢いるのではないでしょうか。今、私たちの聴く力が求められているように思いました。不登校についても同様だというお話でした。焦らず、無理せず行きたくなったら行くという周りの姿勢が大切で、受容と共感の心で寄り添う大切さを教えて頂きました。教祖は常に、どんな方にも寄り添いお助けをされたと思います。教祖のひながたにこそ答えが必ずあるのだと思います。 私は多くの子供達を見てきて、以前よりも心に悩みを抱えている子供が多くなったと感じます。そこには家庭内での暖かみが薄れてきているように私は感じます。なくしてはいけないもの、変わってはいけないものがあると感じるのです。この先、どんなに時代が変わろうとも人を大切にする心は変わってはいけないように思います。

本日、久しぶりの月例参拝を再開しました。コロナ禍で中止にさせて頂いておりましたが、少し落ち着いた様子もありますので大教会、おぢばと参拝させて頂きました。個人的には、コロナという病気が流行ってからおぢばに帰る回数が増えましたが、教会で募って帰らせて頂く機会は減っています。この様な、病気が流行ったり、災害が多く発生する今だから「祈る」という事が何よりも大切だと感じます。私たち信仰者は、直接たすけさせて頂くという方法と遠くから祈りを込めたすけさせてさせて頂くという方法があります。コロナ禍で何も出来ないのではなく、この大節だから動かなければいけないのではないでしょうか。
おさしづに「恐れるも心、案じるも心、勇むも心、皆々の心を寄せてよく聞いて置かねばならん。」とありますが、心一つにたすけあう姿が必要ではないでしょうか。

2020/8/31

昨日、大教会の青年会総会に参加させて頂きました。久しぶりのお道の行事に参加し、改めて何とも言えない喜びを感じました。
今まで当たり前に出来たことが、コロナ禍によって全て当たり前でないことを再認識させて頂きました。
「水を飲めば水の味がする」と聞かせて頂きますが、全て親神様のお働きがあってこそです。
毎年、異常気象だとよく耳にしますが、親神様のお働きが悪いのではなく、私たちの心遣いが何か違っているのではないでしょうか。「ちょうどよい」ご守護が頂けるよう日々の心遣いや自らの行いを考え暮らしていきたいものです。

2020/8/2

陽気ぐらしをするために親神様が、私たち人間をお造り下さいました。どうすれば「陽気ぐらし」ができるのか?それは、教祖(おやさま)のひながたという姿で教えて頂いております。
私たちは毎日、色んな事をお見せ頂きますが常に共通して教えて頂いていることは「よろこぶ」という事ではないかと思います。どんな姿や、どんな事を見せて頂いても全てを受け入れ喜ぶ心が大切です。
この心を、お道では「たんのう」と教えて頂いています。「たんのう」とは、満足した心と教えて頂きます。日々に、喜びいっぱい満足の心をもって陽気ぐらしという山を登っていくことが大切です。

2020/8/14